私の事務所は、私と家内とで細々と運営している

『私は、土地家屋調査士、測量士として、新宿の大久保駅で、事務所を開いています。平成三年五月頃、ある司法書士の先生の紹介で、○○司法書士先生と知り合いました。土地家屋調査士の仕事といっても、世間的にはあまり知られていないため、勢い、司法書士経由という事になりました。私としては、渡りに船という感じで、○○先生と業務提携をしました。先生は、三和銀行やさくら銀行(当時)関連の仕事が多かったようです。仕事の量も多く、私の事務所の仕事の大半は、○○先生経由となりました。先生へのマージンは二五%と決めていました。しかし、平成十一年頃と記憶していますが、私の事務所にはもう仕事を出さない、全部自分の事務所でやるようにするからと、私の事務員に話を持ちかけ、私が一生懸命育てた事務員を二人も引き抜きました。一人は資格を持っていたため、何と○○先生の事務員兼土地家屋調査士の先生として開業しています。現在、私の事務所は、私と家内とで細々と運営している状態です。折りからの不況と、○○先生のその仕打ちで、もはや立ち直れない程の打撃を受けました。この私の心中のやり場の無い憤怒の感情を何処へ持っていけば良いのでしようか。私の話を聞いて心より同情してくれ、この様な場に投稿させていただいた編集部に感謝します。』
 投稿があった後、すぐ○○司法書士とお会いし、約四○分近く話をさせていただいた。その時の対応、話し方を見ていれば、投稿の内容にあるような行為は平気でやる方だなと感じた。自分の仕事は司法書士、土地家屋調査士の仕事も取って来て、ただ紹介するだけで二五%のマージンを取る。それだけにしておけば良いものを、「欲が深いと必ずどこかに雛寄せが行くよ」と○○氏に警告した。
 「程々に」という言葉が分かっていないように見受けられた。事務所も今迄の狭い事務所から、新宿の一等地に移転、五○坪からの事務所に変身した。△△銀行さん、貴方達の銀行はちゃんとしているんでしよ。こんな人が貴方達の仕事をしていていいんですか?
 その内ゆっくり聞かせていただきましよう。