空手部の監督の生徒に対する不用意な発言、指導方法

 一時期、教師の体罰が社会間題となったが、高知県の私立中学校で、空手部の監督の生徒に対する不用意な発言、指導方法が何年も前から問題になっている。私立学校ということで、父兄側に学校の世話になっているという意識が強く、抗議できない状態でいるようだ。
 練習中、子供に対して「やめろ」発言は当たり前。少しでも遅刻すると、「やめろ」「お前は駄目だ」と平気で発言する。子供達は成長過程で今が一番大切な時期である。その大切な時に、信頼し、尊敬している先生にこのような言葉を浴せられる。
 子供達はすっかり萎縮してしまっている。その監督と顔を合わせたくないので、学校に行きたくないと子供はいう。中には、何か間題を起こせぱ、別な学校に移れると考え、一つ、二つと問題を起こす。学校側どしては、間題を起こした本当の原因を理解しないまま、子供が問題を起こせば当然処罰しなければならない。子供は、そんな事が親に知れることになれば事態が複雑になることを承知の上で反抗する。
 校長先生、信頼し尊敬される教師を、また子供に対し思いやり愛情を投げかける教師を育てようじゃないですか。今こそ教師の質が間われるときです。