プロフェッショナルに成るためには

プロフェッショナルとは、何よりその仕事が大好きであります。以前大学の授業で、学生から「その道のプロフェッショナルとは、どんな心がけで全ての事に望んでいますか?」と質問された。学生に対して[即座に答えるのがプロフェッショナルである]と答えたら思わず拍手がきた。違う大学の学生は[プロフェッショナルは自分で即座に決断すると思いますが、先生は今までで何に対しての決断が先生の決断力だと思いますか?]との質問に、「私は13年前に東京を引き払い田舎の高知県に一家で帰る時が今までの最大の決断力だった」と言うと、学生達はみんな納得してくれたみたいだった。何故なら1つの例に見ても、(仲間みんなで1つの会社を設立しょうと言って、会社を設立する勢いはみんなの勢いで進んで行く事ができる、設立は出来るけれど、いざみんなで設立した会社を封鎖又辞めようとすると中々できない。東京に行って部屋を借り仕事をしょうとすると、夢と希望で上京することが出来る)この様に、やろうとかと言うなら出来るけれど、辞めようとか都落ちして帰ろうとかは非常に難しい、先ず出来ないし、大変な勇気と労力を使う。だからみんなは色々な難関は避けて通る。
プロフェッショナルはどの様な障害があっても、決して避けて通らない、むしろプロフェッショナルはその障害に向かっていく、この差が大きいのであります。みんな(アマチュア・世間一般の人)は障害や変化がきたりしたら、駄目だと思ったり諦めたりすると思う、プロフェッショナルは障害がきたり変化がきたら、チャンスだと捉(とら)える。ここで一番大切なのは、いつもプロフェッショナルは「休息」が無い、と言われているが、だけど「ゆとり」は充分にあります。この「ゆとり」が大切であります。
プロフェッショナルはいつも孤独です誰の助けも期待しない、だから中々プロフェッショナルにはなれないのが現状です。(藪下雅治 著)
私は何時も学生達にプロフェッショナルに成らなくてもプロフェッショナルに近づく努力をしなさいと言う、それは願いを叶えたいなら計画を立てろ。(誰しも願いの一つや二つは持っているが、中々実現できない場合が多い。何故ならその多くは現実のモノとして受け止めていないからであります。思いだけでは願いは叶えられない。今すぐ計画を立てすべきことを理解し行動に移せば大抵実現出来る事ばかりであります。)今からでも決して遅くはない直ぐに計画を立て行動するようにしましょう。

日本大学 生産工学部・非常勤講師 渡邉 幸雄