現代帝王学

日本大学生産工学部 マネジメント工学科
非常勤講師 渡邉 幸雄

  先月中国・広州に於いて16回アジア競技大会が開催されました。中国の事をなんやかやというつもりは無い、何故ならまだ私達日本人のレベルに達していないからであります。
 私は15日に広州入りし見て回った、その一つにテレビでも放映された「柔道の48s福見選手」誰が見ても圧倒的に攻めていた福見選手の優勢勝ちである。それなのに・・・他の競技の韓国の先生に話を聞くと、試合は全てポイントを取るか、一本勝ちするかしかない、そうしないと「中国」ではメダルを取る事は難しいと言われた。それは如何にも「中国は公平性を失する」という事を言っているのである、一つに国際大会に準じて審判を選んでいたが、今回からはコンピュータによる抽選を導入したと言われている、大きな大会等を何度も経験した方を選ぶのなら(少しくらいのミスジャッジはあるが)まだ許せるが、経験も少なく「其の人間の力量をはるかに超えた大会の審判」をコンピュータで選出して各試合に振り分けて大会が行われている、「意図的に中国有利なような判定が出る」そういう人間が選ばれているように見える。諸外国に「基本事項を公表していない」そんな「中国」でアジア競技大会が開かれたのです。この中国という国は「勝つには手段を選ばないというのが国民性であります」はっきり言って「オリンピックやスポーツの精神」など持ち合わせていない国だという事が分かります。
 大会会場では携帯電話が鳴りっぱなしである、他の会場の女子テニスでも日本の伊達公子選手の試合の時、携帯電話が鳴りっぱなしであったと聞く、伊達公子選手は観客に向かって「口に手をあて、静かにと」ジェスチャーを50回も繰り返しやったと聞きます。
又テニスの試合では観客やスタッフは選手のコートチェンジ以外は動く事を禁じられているにも関わらず、「うろうろ、ばたばた」動き回る、見かねたオフィシャルが「観客に注意しても」お構いなく動きまわる、呆れた「中国人」であります、どの会場でも「禁煙」の張り紙がしてあります、にも拘わらず大会の役員、組織委員会の人間が堂々と煙草を吸っている、呆れた人達であります。こういう時に我が寺の住職曰く「心は丸く気は長く、腹を立てず」「じっと音無しの構えで相手を見ろ」であります、そうすると「如何愚かな人間かが分かる」「そのような人間は相手にするな」との教えです。もう一つ「手」は相手に対し打つから「打つ手」「拍手は敬意を払って感謝の気持ちを込めて、相手に手を打つもの」との教えです。もし日本で大会等が行われ日本人が勝っても負けても、又相手に対しても「我々日本人は拍手をする」その「」を持っているなと「気付かせてくれた」中国広州アジア競技大会でありました。写真1の後ろに白い上下の制服を着た「中国人応援団」50人位いると思われる、その人間は二階の一番前に陣取り応援する、応援するのは良いが全て「日本人対戦する選手を」大声で手を叩き応援する、対戦している「日本人は」たまったものではない、「日本人勝てば」ブーイング。たまたま戦った「中国人の大嫌いなイラン人と」日本人の試合で、日本人が勝った時、大喝采が「イラン人」に対し送られた。それほど迄に我が日本を「嫌いか」と言いたい。住職曰く「腹を立てたら負け」だと、赤子を諭すように「丁寧に一から全て啓発事が分かるように物事を教える)せよ」であります。中国人が諭されるまで(百年はかかると思うけど)生きているかな