日本大学生産工学部 マネジメント工学科
非常勤講師 渡邉 幸雄
社会人も学生もアルバイトもパートも皆、仕事なり勉強なりが終わったら口から出るのは「ああ疲れた」であると思う、その様に一日が終わると(一生懸命取り組んだこと)思わず出てしまうのであります。
それは欠伸をしたり咳をしたりおならをしたりするのと殆ど同じ事だと思われます。人間の体から自然と出てしまう一つだと思われます、体が疲労困憊している時に出てしまうのです、「あーあ」「いやだなー」とかを発するときも同じ事が言われます。
よく考えて下さい、「悩んでいる時」疲れていませんか?元気なときは悩み事は無いでしょう。「悩み」事の有る時の80パーセントは疲労から来ていると思われます、朝起きて疲れていると不愉快ですし、一日気分がのらないと何もやる気がしない。そんなことって有りますよね、そんな時にはどうしました、「何もかも休んで休養すること」ですよね、そんな事にならないように日頃から疲れないように「自分の体に対して」配慮が必要です。
一つに仕事で働き過ぎない、働き過ぎがマイナスになるからです其の為にはきっちり休みを取り「リフレッシュを」心がける、又休みを取れない時は少しでも運動をする、そうすることが予防に繋がり「悩みを」解決することになると思われます、常日頃から基礎体力を高め「疲れの無い」日々を送るのが理想であります。少し特殊な仕事の「頭脳労働者」ほど体力を鍛える必要があると聞きます。それは体力が「頭脳」を動かすからです。
明るく楽しい日々を過ごしていると健康を手に入れるし、又長寿をも手にすると聞いています、少しくらい嫌な事があっても前向きに「くよくよしないで」生活しましょう。
私がご先祖様(親)に言われて居る事は「何とかなる、心配するな」であります。私は今「何とかする、もう少し辛抱しなさい」と皆に言っています。それまで自分を「ほめること」を常日頃からしましょう、今日一日「良く働いた」「良く子守りをした」「良く出来た」と必ず「ほめ」ましょう。毎日毎日習慣付ける事で「自分もまだまだ捨てたものではない」と感じてくる(涵養―かんよう、少しずつ少しずつ、ジヮジヮと沁(し)みてくる、時間をかけて)ようになります。「あの時は辛かった、でも良く乗り切った、辛抱した甲斐があった」と思える日が来ますから。
辛いときほど人に対して言わなければいけない言葉があるとご先祖様(親)から教えられています「ありがとう」という言葉です。
どんな時でもお世話になったら必ず「ありがとう」と、人は見ていますよ「あんなに辛いのに、あんなに忙しいのに、あんなに困っているのに」ちゃんと「ありがとう」と挨拶していました、とね。
私も(親)に何故「辛い時や、困っている時、忙しい時に」「ありがとう」と言わなければいけないかと、聞いたら(親)は「ありがとう」と言うのは「生きてるときに」言っておかないと、死んだら言えないだろうと言われました。
なるほど、「健康である人間の言葉だ」と思い常に心をこめて「ありがとう」と言わせて頂いています。明るく楽しく、くよくよしないで日々頑張りましょう。そうすることで「悩み-疲労」が逃げていくと思われます。「悩みは疲労とイコール」同じであります。
日頃から運動をしっかりやって体をきたえましょう。又日頃から旅行に行ったり楽しい事を心がけましょう。
-