帝王学(次の世代には必ず)

に恵まれません。」そうですね、おが無いと何も出来ませんね、「今の世の中おに支配されているからです。」皆おがあれば(しあわせ)になれると考えているのです。間違ってはいないけれど、おは(しあわせ)になる道具でしかないのです。人生で必ず必要なものが三つ有ります。1.2.しあわせ3.健康、だけど私達の手は二つしかありません。皆さんは何と何を選びますか?私の学生時代の友達は、1.を選び次に選ぶのを考えたあげく、2.しあわせ)を選びました、本人に聞きました「後悔しないな」と何十年か経って彼は、50が来ることなく健康を害し亡くなりました。でも彼は(しあわせ)であったと後に聞きました。最後は全て自分自身が決断し決めるのですから人のせいには出来ないのです。何十年も前も現代も「が中心主義」だけは同じです、それは民主主義の証です。大いなる、成金主義の、は金ばかり追いかけるから気持ちが駆り立てられ、その人間の判断決断を鈍らせ、周りの人達を寄せ付けなくなります。そうなると本人は孤独になるのです。だいぶ前に経済界の土光さんに言われたことがあります、「法経持(ほうけいもち)は一生涯孤独である」と、私はまさか土光さんともあろう方が、私に冗談を言っているわけではないだろうと黙ってその後の話を聞いていましたら、案の定「・弁護士、裁判官、士業の方達。・経済界の方達。・金持、成金」と教えて頂きました、今言った連中は友達もつくれないし家でも何も話をする事が出来ない、じっと人生を黙って全うする運命の人間だと。このメンバーは選ばれた人達だから孤独を全うしなければならないと教えて頂いた。土光さんは話の中で陽明学者・安岡正篤氏を崇拝されていて、今話した事を忘れなかったら、君はこの中に入る事が出来るぞと仰ったので、今ここに書いています。安岡氏は風水学も勉強されていて、最後に土光さんは一途にの事だけを考えると折角自分に向かって来ている「」の流れを止めることになる。だから来た「チャンス」をモノにする事、「」を止めないで「」を預かるという謙虚な気持ちが良い結果を招くと教えて下さいました。なぜ私がそのような方とお目にかかりお話しする機会が持てたかといいますと、当時私は、横綱輪島関の運転手兼、マネージャーをさせていただいておりました。皆の食事の席や宴席に同席させていただき、色々有難いお話を聞かせていただきました。今でも教えて頂いたお言葉は忘れていません。次の世代に必ず伝えます。又伝えるのが私達の役目でもあるのです。

 次に夫婦関係を悪化させ、気持ちを冷めさせるのは何かを考えてみましょう。それも失敗させないで次の世代に伝える大切な事ですから。それは、お互いの不公平さを取り除くことが一番だと思われますが、どうでしょう。 男が家事に関わることがなく、いつも不満につながっているからだと思われますが、なかなか急に男を家事に参加させるのは難しいものです、何故なら「家族を養う為に日夜一生懸命仕事して、身を粉にして働いているから」との男の身勝手な考え方や思い込みからです。土光さんはこんな事も言っていました「常に家に帰ったら、仕事を忘れ、女房に感謝の気持ちを持ち、ままごと遊びのつもりで1日を終われ」と言われました。男には誰かを守りたいという養護欲求が強く存在すると言われています。「出会った最初の原点に返って、甘えるのです」気持ち悪いと思われるかもしれませんが、貴方が必要なのだとさりげなくアピールすれば、必ず助けてくれるはずです、そういう気持ちが大切なんです。お互い見知らぬ所で育ち、見知らぬ世界で生きて来たのですから、人生を成功させる事が次の世代に伝える大切な事なんです。関係が深くなればなるほど、会話が無くなり、お互いへの信頼愛情が高く維持されることが心理学的には明らかにされています。そういった関係を築くことは、長く連れ添った夫婦でも難しいものだと言われています。夫婦といえども人との関係です。黙っていても分かると言うことはあり得ないのです。其の為にはお互いに日頃から意思疎通が大切なんです、お互いについての理解を深め、相手の行動や考えを理解できるように繋げて行くのです。冷めた気持ちを取り戻すには、実はちょっとした事の積み重ねが大切なんです。子供の事や家であった事を話題にして話し合うのです。我が家の住職はこんな事言っていました「夫婦の会話は、家のにある、表に出て歩く事だと」言われました、その話を土光さんにしましたら「それは良い事を教えて貰った」と言われました。家庭が覚めたら二人して外を歩く事です、話題は外にあり、何気ない人との挨拶から話題を貰う、話題とは話す問題である、如何にして話をするかだ。