心(相手を思いやる)

 少し前に、ある方から仕事をしていて楽しいですか?と聞かれました。
 思わず、「楽しいですよ」と答えましたが、この質問は大変意味深い言葉だと思います、何故なら自分が楽しく無ければそんな質問は出来ないからです。
 其の方は何気なく発した言葉だと思いますが、人生を熟知した人の言葉の様に聞こえました。

 以前このホームページに書きました、「何の為に仕事をするか?何の為に働くか?」との質問とイコールであると思います。
 仕事をするためには、

 第1に自分は仕事が好きでなければいけない
 第2に仕事が楽しくなければいけない
 第3に生きがいを持って仕事をしなければいけない

 この様な事全てが身に付いていなければ「今生きていて楽しいですか、又仕事していて楽しいですか?」と言う事が出来ないと思います。

 1.「はい」と言えるか(素直な気持ちを持って
2.人の話を聞く素直な気持ちで相手に接する
3.挨拶をする素直な気持ちで心を込めて)と私は口を酸っぱくして言っております。

この事は人として生きていく上で大変重要なポイントになってきます。
仕事の好きな人は「やる気」がある人間なのです。
やる気」とは簡単に言うと何でもやってやろうという気持ちの持ち主です。
仕事でも、スポーツでも、恋愛でも、全てのものに対してやるという「気持ち」を持っているという事です。
一つに仕事場に誰よりも早く行き、仕事を把握し段取りを決め、何時でも「掛かってこい」という姿勢で何事にも取り組む「気持ち」を持ち合わせることです。
スポーツでも同じ事が言えると思います。
自分の携わっている競技の前には、音楽を聴いたり、横になったりしてリラックスする「気持ち」を持って競技に臨む。
でも社会では、人生では、「相手を思いやる」気持ちを持たなければ最悪の人生になる。
ことスポーツの世界ではちょっと違う、相手に勝っていくらの世界、相手を思いやっていたら何時までたっても相手の競技者より上にいくことが出来ない過酷な世界であります。
でもスポーツマンは知らず知らずの内に人生で学ばなければいけないモノを身に付けているのです、それは

1.「はい
2.「人の話を聞く
3「挨拶をする

 であります。

皆がみんなとは言いませんがスポーツマン選手には「相手を思いやる」という気持ちが欠けている事だけは確かだと思われます。
やる気」がいくらあっても、能力、素直さ、自信を兼ね備えていなければ、空回りしてしまいます。
能力」と「自信」、この二つの事は大学の授業で身に付ける事が出来ますが、「素直さ」だけは、大学の授業では身に付ける事が出来ません。何故なら、其の人間の生まれた(三歳までの親の躾)環境が大きく左右するからです。
でも大学の授業を聞いていれば、どの様にすれば「素直」な(心の持ち主)になれるかが分かります。その為にはしっかり授業を聞いて身に付けて貰いたいと思います。
まず自分自身で「これは良いと思ったら」直ぐに実行してみる事です、そうする事によって「素直」な気持ちが身に付いてきます、少しずつ少しずつではありますが、先ずは「行動」です。

人というモノは、己の事は全て分かっている様で、実は分からない事がたくさんあるのです、其れが人間というモノなのです、「貴方は素直ですか?」と聞かれたら、正直に何人の人が「はい、素直です」と言えるでしょうか。
その素直な気持ちで「素直」ですと自信を持って言う為には、日ごろから人それぞれの「人生の尊敬できる人を」心の支えに持つべきだと思います。
それが大学の先生だったり、先輩だったり、高校の恩師だったり誰でも良いのです。 身近にいて何時で相談できる人を自分自身で選び「尊敬」する事が人生を、仕事を、生きる事を楽しくしてくれます。
今直ぐ自分の周りを良く見て決めましょう。
自分の「心の師」を持つともっと楽しい日々が過ごせると思います。