心2

 今社会に出て必要とされるのが、「」があるかどうかであります。
 
 「」とは、その人間が持っているべき「基礎」が身に付いているかであります。昔からこの「基礎」「」は重要でありましたが、いつの間にか何処かに「追いやられて」しまいました。
 今の今迄、社会「企業」「行政」が学生達に求めていたのは、「学問」だけでありました。ここ何十年か経ってやっと気が付いた「企業」「行政」も出てきました。
 今迄は、学問―法律的なモノを必要とし、「基礎」「」を全然見向きもしませんでした。色々な所に「」「基礎」が重要でありますと「レポート」を出し訴えてきましたが、中々取り上げてくれませんでした。
 今ここに来て本当に少しずつではありますが「オファー」があります。それはやっと今の学生達に何が「欠けて」居るのかが分かった、「企業」「行政」の先輩達が今迄「楽をして」能力だけを重視してきた「ツケが」回ってきたと思われます。
 今少し分かった先輩達に何がどう分かったかを聞くと、「何かが違う…」までは分かるけど具体的には答えられない。
 それは「そうでしょう」貴方達先輩が「親から学校から教わって無いからです」昔は「企業戦士として」只一生懸命「企業」「行政」の為にがむしゃらに働けば良かった。
 そうすると「お金」が入り子供達には何でも買ってあげる事が出来た。
 母親も子育てに手を抜く、それは一番大切な時期にであります。子育てに手を抜くとはどういう事だか分かりますか?
 それは「テレビゲーム」をさせる、又「テレビ」を見せるであります。今の子供達は殆どの子供が「テレビゲーム」をする、「テレビゲーム」をさせる事で子供達が大人しくなり、母親は自分自身の時間が持てるからです。
 その子供達が今必要としているのが何か、お父さん、お母さんは分からない、外傷的なことは見えるが「心の」怪我や「脳の」怪我は見えない。
 体の怪我で外に遊びに行かないなら分かるが、「心の」怪我で外に遊びに行かないと言う子供をどの様に親は扱うか、先ずは「テレビゲーム」をやらせる親が多い。
 そうすると子供は元気になる、その子供は「心の」痛み、怪我を忘れる、その子供の見えない怪我が少しずつ痛み、最後は「心が」痛んでくる、ここで一番大切なのは人間として生まれ「何も無い」時から食べ方、飲み方、歩き方、話し方、色々な人と居る事を教える事が一番大切であります、それは人との接し方の能力を身に付けるという事です、小さい時にそうやって知らず知らずの内に人としての、又人間としての「土台」を身に付けるのです。
 その大切な時期に親は子供を仲間はずれにしてしまいます、これは「いじめ」「虐待」であります、大人になって「いじめ」をされるのと訳が違います。
 人として生まれ一番大切で一番大事な時期にその「土台」を作る所で、親から「土台」を作らせてもらえない。
 親は子供から見れば大切な人生の「土台」を作ってくれる「先生」であります。
 その「先生」が「テレビゲーム」をさせる私達から見れば「」であります。本来は「神様」にならなければいけないのであります、子供達は皆知っていますよ、「親から愛されていなかったと」それが大学生活で分かるのです。
 でも大学生活で分かればまだ取り返しがつきます、大学でその「土台」「基礎」と成るべき授業を行っていますから、しっかり勉強して社会で頑張って貰いたいものです。