リーダーに求められること

リーダーの種類

リーダーにも同じことが言えます。リーダーには三種類があります。一つは会社・団体のトップに立ちリーダーシップを発揮する人、第二は中間管理者(団体・組織のまとめ役)で会社の中を取りまとめる人、第三はどこにでもいる仕切り屋です。この人も仲間のリーダーであります。
第一のトップのリーダーは全てに精通していなければなりません。
世の中のトップになるリーダーはあらゆる事に精通していなければトップのリーダーにはなれません。トップになるためには、例えば次の事をやらなければなりません。早朝、四大新聞を読み、今日の世論を知り、世界情勢を把握する必要があります。また、経営の勉強をして精通しなければなりません。自分の置かれている立場を把握し、会社の隅々まで見て回り、社員が何を必要としているのかを知っておかなければいけません。
第一のトップのリーダーに求められるものは以下のことです。
  1. 自分を信じる心を持つことです
  2. 先見の明をもって全てのものを引っ張っていかなければなりません
  3. 全ての事に対して強固な神経を持っていなければいけません
  4. 決断力を持って毅然とした態度で判断をしなければなりません

リーダーシップの涵養

私が大学の授業とか講演に行って話をし終わった後で、よくこう言う質問をされます。「経営者のリーダーシップを鍛える学校とか専門学校とかはありませんか」と。残念ながら今の「日本にはまだありません」と答えざるを得ません。
世間が少し誤解している面があります。それは大学院・大学で経営学を習得したら、みながみなリーダーシップのある経営者になれると思っていることです。リーダーシップは、学問をしたからといって決して身につくものではありません。
大学院・大学で経営学を習得するという事は、あくまでその人の持って生まれた潜在能力を引き出し、鍛え、磨きあげる一つの手段であります。リーダーシップは現場で身に付けるもので、現場で鍛えられ、磨きあげられるものであります。大学院・大学で経営学を習得したところで直ぐに会社(団体・組織)の経営ができるわけではないのです。
一方、第二と第三の人物にとっては、第一の優れたリーダーのもとで仕事をすれば、知らず知らずの内にリーダーの素質が身に付いてくるものです。だから大手の会社には良い人材が育つと言われています。人の数が多ければ優秀な人材が育つ確率は高いわけです。この中間管理者は10〜15年勤務している間に、会社はどう運営するのか、経営者はお金をどう工面するのかを学びます。大手企業は、この折角育ってきた優秀な中間管理者を会社に引き止める事が出来ないのです。それは大会社の抱える古いしきたりとシステムに引きずられているからです。
この中間管理者は、全てにおいて優れており、「無能」な上司のもとでは我慢ができなくなり、「起業」し飛び出すのです。それは「無能」な上司ほど圧力をかけたり、嫌がらせをするからです。優秀な彼らは伸び伸びと仕事がしたいのです。そのために「ゆとり」のある仕事、職場を求めて独立します。