リーダーシップ2(ねたましく思う事が・・・)前回は、表向きはかっこいい事しか出ていないですけど、でも裏では色々有ったんですよ。
今回は、その色々を書く事は出来ないですが、最後の言葉と、相続の事は書きますね。
貴乃花が、一番気にしていたのが、2代目貴乃花ジュニアの事でした、ある上場企業の重田という社長に言われ、少しばかりのお金で、重田の会社の株を買えと言われているからと「危ないからやめさせてくれと」何度も言っていました。
2代目貴乃花ジュニアは、言っても聞きませんでしたからね、案の定「週刊誌に掲載」されました。
相続は、二子山株、その他3株と部屋は貴乃花関、お兄ちゃんは自分で「ちゃんこ・花田」をやってごっそりお金を儲かっているから、相続放棄、現金幾ら幾らは、今、面倒見てもらっている、彼女に頼むと。
前の嫁の事は、何にも言わなかったね、前の嫁の「憲子」は、私が18歳の時に六本木のお寿司屋で働いていたんです、当時は輪島関の彼女として、紹介されたのは知っていましたが、私にも内緒でその「憲子」と付き合っていたんでしょうね。
憲子の方が一枚上手だからね、当時の初代・二子山親方から、一番大事な時だから「気をつけろよ」と、言われていましたから、目を光らせて監視していたんですがね、どうやって連絡していたんかね。
私が運転手を辞めてから、付き合っていたんですね、直ぐに妊娠して世間に発表でしたね。
最後に初代・貴乃花から、お前は高知にいるから、住職に聞いて欲しいと封筒を渡された。
「何かバチが当たる事を、この俺はやったかと」ただ皆と同じ事をしてきたつもりだけど、何が間違っていたかを、住職に聞いてくれ、頼むと。
高知に帰って、封筒を出して本堂に置こうとしたら、突然声を掛けられた。
住職は「大関は何と言っていた」と、いきなり言われたから、何も言えないで黙っていたら。
ここに座れと「御本尊様の前を指差した」言われるままに座った。
住職は「人間には邪念というモノが憑いている」その邪念が、その人間の体を蝕んでいる、その邪念をとる事は出来ない、もしとることが出来たとしても、結果は「苦しまないで逝く」だけだ。
人間は、あの世に逝く時は、苦しんで逝くか、知らないうちに(ポックリ)逝くのか、どちらかだ。
どちらが仕合せ(しあわせ)かと、聞かれても答えようがない、ただ言える事は、苦しんで苦しんであの世に逝くという事は、体の悪い全てのモノを出して、何も持たずに逝くという事だ。
又、苦しんで逝くという事は、その苦しんだ人間の本性が見えて、苦しんでいる時に、この世の全てを解決できる、それは後、どれ位生きられると分かるからだ。
後世に遺言を残せたり、言い伝えたりできるから、仕合せと言えば仕合せだな、と言いました。
大関は「何かいけない事」をしたのか、聞いてくれと。
住職は静かに話し始めた「大関には、徳『思いやり』が欠けていた」と、又は「恕・じょ『真心』」が無かったんだろうと。
徳とは、人間の身に付けている本性が徳だ、生きている時に正しく生きる、又は正しい行いができるかだ。
長い人生を生きて行くと、最初は「徳・本性」大きいけど、段々と先細くなって行く、終結する迄どれ位残っているかで徳の大きさが分かる、又はその人間の器ともいう、その残された大きさで、苦しむか苦しまないかが分かる。
お前にも言ってあるように、次の世代に受け継がせる事をしろと、それが徳だとな。
大関は、一番仕合せだな、全てを終わらせて逝けるという事だから、少しは「徳」が残っていたかな、後はこの住職が見取ってやろう「あの世に逝って、仕合せに」してやらないとな、と住職は言う。
|