リーダーシップ(この言葉こそがリーダーだ)前に書きました、この言葉「講演」で使わせて頂いています。
何処で話しても、拍手喝采を頂きます、私にではないですよ、この言葉にです。
住職は言います「あそこの長男が事業を起こしていて、倒産した」皆んなが可哀想だと同情しているが、ワシは同情なんかせんと。
あの子が尋ねてきて「住職、倒産しちゃった」と、ワシに言った、そのお返しにこう言ってやった。
お前が倒産した事にワシは全く興味は無いが、ここから如何やって「立ち上がるかに興味がある」と、又目標を持てと、言ってやったら、頭を下げて帰って行った、目がキラキラしていたぞ。
たった、こんだけの簡単な言葉ですが、感動して頂いています。
誰だってありますよね「倒産」は、「潰れた」とか、「無くした」とか、思う事言いたい事を本人は一番知ってて「悔しい」思いをしているんですよね。
それでも敢えて実家に帰り、周りから色々慰めの言葉を頂き、実家に帰った目的を忘れて、家でゴロゴロしていた時に、親父からお寺さんに行って草引きでもしてやればと、言われて「ハッと」本来の家に帰ってきた目的を思い出したと、言っていました。
お寺さんに行ったら、住職が草引きをしていたので、黙って草引きを手伝っていたら、住職の奥さんがお茶を入れて持って来てくれたと。
住職の奥さんは「草引きをしていて、何か感じましたか」と、言われたので。
「色々な草が生えていて」同じ力では引けないですね、と言うと。
住職は「大きな声で、笑って」いたと、言います。
住職はポツリと一言、言ったと「また一つ、お母から」教わったなと。
いいかよく覚えておくようにな「草も人間も同じだ、ある程度草は伸びれば枯れる、人間も油断したり、調子にのると枯れる」その枯れた後に、草はまた芽を出して生えてくる、刈っても刈っても出てくる、人間も同じでなくては国は滅びる、誰かが何処かで枯れ、潰れ、また復帰してくる。
皆んなが皆んな同じである訳がない、お母が言ったように「草にも色々な草があり、生え方も違う」お前はお前の生き方で、人生を全うすれば良い、人の言う事は気にするな、言わせておけ。
上を見てみろ「お天道様が有る限り」太陽を浴びて草は伸びている。
人も同じだ「太陽」から力を貰い一生懸命働け、草に負けるでないぞ、と言われたみたいです。
草を引き終わり、住職に「会社が潰れてどうしょうかと、考えていました」と言ったら。
住職は「お前が枯れたとか、潰れたとかに興味はない」と言われたと。
ただ興味があるのは「お天道様の太陽を浴びて、枯れ、潰れたお前が 立ち上がるかに興味がある」と。
枯れればただの雑草だ、また生えてくれば「しつこい草だ」どちらかは、お前が選び、決めるのだ。
帰る時に、住職の奥さんから「これを持って行きなさいと、売っても良いよと」言われたと。
お母に貰ったなら、ワシもやろう、この言葉をな、忘れるなよ。
お前には二つの選択肢がある、一つはここ(高知県土佐市)で草引きをして人生を終わる、もう一つはまた頑張って仕事をする、どちらを選ぶか自分で考え決めろ、決して後悔するなよ、と言われたと。
「死して後、已(や)むのみ」 やめるのは、死んだあとでいい(吉田松陰)住職。
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