賀正 2017年(謹賀新年)
今年も後少しになりました。昔は12月13日からお正月の秒読みに入ったんです、13日が江戸城のすす払いでした。そこからお正月になったんです。高知の我がお寺(摂心院)でも12月13日からすす払いやら色々の行事をしていました。今はやらないですね(餅つき位です)。
門松としめ縄を飾ってはいけないと言われている日は、12月29日…(苦松)二十九日…二重苦(にじゅうく)と呼ばれるように、苦しさを招き入れてしまう日として嫌われています。12月30日…29日と31日の間の日として余り良い日取りではありません。12月31日…(一夜飾り)歳神様が訪れる一日前に間に合わせても、誠意が足りないと思われている日です。
鏡餅の飾り方は、お正月飾りの中でこれも代表格の鏡餅、これにもきとんとした飾り方の作法や、お決まりごとがあります。スーパーなどで簡単に手に入る現代だからこそ、少しだけお正月をグレードアップさせてみましょう。
鏡餅の組み合わせになるものは、様々な縁起物である(だいだい、海老、昆布、裏白、ゆずり葉、柿串など)とあわせて飾るのが習わしです。 鏡餅の飾る場所は、床の間や玄関などに飾ります、鏡餅も一種の聖域と考えられている為、きちんとした組み合わせのもを飾りたいものですね。
鏡餅は、門松やしめ縄と同じく松の内(1月1日〜7日)までの間、飾っておきます。その後は1月11日の鏡開きの時に、おしるこやお雑煮などに入れて食べます。しめ縄(注連縄)の飾り方は、しめ縄とは神域や聖域を表すもので結界の一種として認識されています。神道の中での神祭具です。お正月の時には、玄関などに歳神様がきた事を表す意味を込めて、玄関先に飾ります。しめ縄の飾りはいつまで、こちらも同じく松の内の期間は飾っておくのが習わしです。ほとんどすべての方は門松と一緒に片付ける事が多いです。
お正月飾りの処分の方法としては、1月の15日の小正月の時に神社などで、どんと焼きと言われる行事が行われていますので、そちらで処分してください。きちんとお正月のときに活躍してくれたお正月飾りですから、処分まできちんとしてあげる事で、すっきりとお正月を迎える事ができると思います。
神様に関係する行事だからこそきちんと処分してください。
門松は正月を外した日から松の内(1月7日)まで?、しめ縄(注連縄)は正月を外した日から松の内(1月7日)まで?、鏡餅は正月を外した日から松の内(1月7日)まで、1月15日の小正月まで飾る地域もあるようです、これは地域によって違って関東方面は1月7日まで、関西方面は1月15日までとなっている事が多いようです。
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