心が晴れない(憂鬱だな)

 この季節、世間の皆さんは花見だと言って気分転換に出かけていましたが、家でどこも行かずじっとしている方が、多くなって来ているみたいですね。

昨日もこんな相談がありました。

 会社で皆んなから「認められてないんではないかと、心配で」気になり、頭がボーとなって憂鬱になり、部屋に閉じこもりっきりです、外にも出れませんと。

やる気が「失せて」元気が出ません、どうすればいいでしょう。

 

 なぜ「やる」にスイッチが入らないのか、それは人と自分を比較して人生を送っているからです。

皆んな(世間の人)はそうですけどね、必ず人と比較して人生を過ごしているんですから。

己を知れば違うんです、動物の社会では「常に他のモノよりも上に立ちたい」という欲求があるからです。

自分は自分「人は人」と気づけば、全て自分が判断するモノだと思い、人と自分を比べる事はなくなるのです。

人は人と納得し、比較などしなくなるのです。

 

 

憂鬱になった人からの話を聞いていると、必ず言うのが「誰々は、あの人は、お隣さんは、誰々さんの奥さんは」と。

あの人と自分は違うと「比較」して自分をわざわざ陥(おとしいれる)れているのです。

その人の「得意なモノ」を見て気付き、自分と「比較して」自分はあの人より劣っていると考えるのです。

それは自分の持っている「良いモノ」を「他人が持っていないモノも」あると気がついていないのです。

 憂鬱な気分は、他人と自分の比較から起きるのです。

今から人の優れている所を見たら「凄いね、最高と」めてあげれば良いのです、人は褒めろと教えられました。

そうすれば必ず「自分にとって良い事が返ってくるのです」他人は他人と考えて、生活したらどうでしょう。

 

 家の住職がいつも言います「褒めると言うことは、相手を{}になる事」だとね。

それは口先だけだと「逆効果」になるからです、相手を好きになって「心の底から、発する」褒め言葉は、相手にとって受け入れる最高の「ご褒美」なんです。

 何でも褒めれば良いというモノではないんです、自分自身が「どう思っているか」と、己に聞き「相手が一番好きな言葉を」かけてあげるのです。

それが「最高のめ言葉」になるのです。

難しいでしょう、褒めると言うことは本当に難しいんです。

 

 それは「自分より人は劣っていると思うから」楽しく生きて行けているからなんです。

この人より自分は優れていると皆んな思って生活しているんです、だから「もっと、もっと」出世をしていい生活がしたいと、誰もが思い描いているんです。

そうでないと「人生やってられない」ですよね、必ずには良い事があると信じて「日々生活」しているんです。

 

 生活の中で簡単に褒める言葉を知っていますか、必ず皆んながする事です。

食事をして「美味しい」と、どんな人でも必ず出くわす場面ですよね。

「この言葉」簡単ですが、言えますか。

母親だったり、父親だったり、恋人だったり、奥さんだったり、なんか照れ臭くないですか。

美味しいから「出された料理を」全て平らげているんです、不味ければ必ず言うのが「何だ、この料理は」ですよね。

美味しいから「黙って全てを」食べるんです。私だけでしょうか。

 今回「憂鬱」になってる方に言いたいのは、他の人と「自分を」比べているのではないと、言っているんです。

人を褒めるのも、自分が褒められるのも「同じである」と考えを変えて日々生活をすれば、悩むことも落ち込むこともないのです。

 悩みそうになったら「人と会い、その人を」めてあげれば、楽しい生活ができるのです。

いつも「人と」会って前向きな話をすることです。

相手に対し「素敵な人ね」と「感じが良い人ね」と、言える人間になりましょう。私も努力します。

前回書きました「長い目で見てあげて下さいね」の人達は、我々日本人が「なんです」だから私達の事について「何だ、かんだ」と言うのです、私達「日本人は他国の人の事を何だ、かんだ、と言いますか」言わないですよね。

私達が「世界のどの人間」よりも寛大で、大らかな人間だからです。

心の底から「許して」あげられる人間になりましょう。