啓発(心して・心して)A
2023年3月に亡くなった「龍一」さんと話した事の続きです。
おじさん「この犬賢いね、僕の何処が無いのか、分かって匂いを嗅いでたよ」と、笑って言いました。その子供は「おじさん、お父さんが迎えに来たから帰るね」と、言って、近くで見ていた男性の所に寄っていったんです、その男性は、黙って私とその子供の会話を聞いていたんですね、私に頭を下げて2人で帰って行きました。
家(うち)の犬が、その子の帰るのをじっと座って見つめていました、見えなくなるまでじっと座って見ていました、見えなくなったので「行くよっと」言うと、ようやく歩き出しました。
歩くと直ぐに後ろを振り返り、又歩くと直ぐに後ろを振り返り、何度も何度も同じ事を繰り返し散歩しました、私も同じ気持ちですから、同じように振り返っていました。
それから半年位して、同じく散歩していたら、突然犬が走り出しました、誰もいないのに走るんです、紐を引っ張って行きますから、当然私も後ろをついて行きます、100m位走った所で、この前の子供に会ったんです、犬って凄いですね(あんなに離れているのに分かるんです本当にびっくりしました)。
その子供は、家(うち)の犬が来るのが分かっていたみたいです。
家(うち)の犬に対して「少し来るのが遅かったな」と、何気なく話していました。
私は、黙ってその子供の動作を見ていました、その子供は自分の犬の如く話をするんです「元気だったか、会いたかったよ」とね、ラブラドールはずっと尻尾を振って、男の子の話を聞いていました。
おじさん「僕の家まで一緒に行っていい」と、言うので、私は「一緒に帰ろう」と歩き始めました。
子供の家まで行くと、お母さんが出てきて、家の犬に向かって「ありがとうね」と、言っていました。
私は黙って聞いていました、母親は「まーくんの事が分かってくれたんだって、会ったらご褒美上げようと思って待っていたんだよ」と、言うと、母親は家の中に入って行き、犬の餌を持ってきて、私に向かって「上げていいですか」と、聞きますから、私は「いいですよ」と、軽く返事をしました。
餌を貰いながら、母親から家の犬は話しかけられていました「あなたは、まーくんとお話が出来るんだって、おばさんともお話は出来ないかな〜」と、話していました。
本当にですよね、家のラブラドールは私によく話しかけてきたんです、寝ていたら「降りてきたよ」
と、夜中に子供が2階から飲み物飲みに来たりしたら、音で気がつき少し開けてある襖を鼻を突っ込み襖を開けるんです、降りてきた子供のところに行き見ているんです、子供が上に上がっていったら、又部屋に入ってきて自分のジュウータンの上に毛布を置いてあるその毛布で寝るんです、その繰り返しで子供達を見張っていてくれるんです、今まで飼った犬で「ラブラドール・レナ」が一番賢った。
有り難かったですね、いつも何かを欲しがって食べていたのですが、あげると太り寿命を縮めるから、ご飯以外はやらないようにして下さいとの教えでしたから、その通りしていました。
大型犬で20年近く生きてくれましたからね、本当によく長生きしてくれました。
いつもお腹すかしていました、凄く芸を覚えて何かを貰いたかったんです、いつも私の顔見ていました、それは私が「何か言うかなと」何だろうと、言えば「芸を」してご褒美をもらえるからです。
「龍一」さんも犬が飼いたかったと、言っていましたが、飼えずに終わったんです、それは、家にいないでいつも出歩いているからです、先ずはじっとして居れない性格なんだと言っていました。
生き物飼うと、いつも側にいてあげないといけないですからね、居れば癒やされますからね。
旅行もダメ、酒、タバコ、夜遊びもダメですから、それは家の玄関で帰って来るのを待っていますからね、酒やタバコは匂いがダメで逃げて横に来ないという話です。
「龍一」さんは、全てやっていてダメですから、自分で笑って言っていました、だから早死にするんだろうなとね、暴飲暴食が過ぎたんですと、夜遊びもね好きな様にやった、最後になって分かったと。
お金があるからやりたい様にやったと言っていました、自分で「自業自得」だとね、泣きながらです。
自分の人生を振り返り、その時に「天に向かって、唾する事は止めろ」との、教えを守ったか聞きました、龍一さん「ちゃんと教えを守ったの」と一応聞きましたら、涙を流し「声を殺して泣いて」いました、帰る時に私に、己の人生を悔いてはいないが、もう少し本当にもう少し「・・・」たいな〜。
そらそうですよ、いくら強がり言っても「最後は生きたい」ですからね、納得のいく人生で終わらないとね、ある時に彼から「多額の寄付を」頂きました、その子供達に対し将来を見据えて「頼む」とね、有り難かったです、その子供達の将来の「学費」に対し、援助します。
次回に
|