啓 発(日本全国皆同じ、ちゃんと知るべきだ)

 

 

昨年は高知県の歴史について書きました、だけど本当の事を書けば大変な事になりますからね。

家のお寺の事を少し書かせて頂きます、家のお寺の名前は「摂心院」であり、日蓮宗であります。

高知県の土佐藩や高知の三豪といわれる家は、皆さん「日蓮宗」です、やんわりと書きます。

お寺の周りは何処の場所でも「墓」が建っていたと言います、住職や母親の言い伝えです。

私が子供の頃は「墓」は移動して無かったんです、その移動して無くなった場所は畑であったり、更地であったんです。(移動しても、その土地には埋められた人の魂が存在すると言われている)

ここからが大切な事なんです、それは前回も言いましたように、とても「偉い石造」がお寺の前に海を見渡すように建てられている、それも何百年もです。(昭和21年の津波でも石造は残ったんです)

その「石造」の前には、代々何も建ててはならず、注意をする様にとの言い伝えであります。

それは、何百年も守ってきた決まり事なのです、その「石造には・南妙法蓮華経・裏に海上安全」と、書かれている。(この宇佐の町は殆どが津波で流されたんですが、家のお寺と石造は残ったんです)

この石造を信仰して海援隊の海の守り本尊とした方がいたんです、当時の土佐に帰還して家の本堂で、ぐっすりお休みになり、寝て体力が回復したら又出かけていたと言われています、他では寝られなか ったんでしょうね、いつも「命」を狙われていたから、須崎港に軍艦を停泊させ姿を消し宇佐に来られた、家の住職とはやり取りしていたと言います。(送ってきた手紙一つは他に運び一つは我が寺)

そこで、そのお寺の石造の前に家を建てたんです、そこには建てるなと「住職」が言っていたのに。

その土地が何故人の手に渡ったか、その理由は、地元の住人の船が出る時に、米や野菜や味噌や醤油を船に積み込み、店から「つけ」で借りるのです、その時に住職が保証人になったんです、その船が不漁だったり、難破したりしたので、支払いが出来なくなり、お寺の土地の周りを上げたのです。

そのお寺の土地を渡す時に、その土地には何があっても「陽を遮る事はならん」と、代々の言い伝え等を話したんです、その酒屋等にはちゃんと話をしてあります、それだけは守るようにです。

そうしたら、代が変わってその教えを守らないで建物を建てようとするんです、そうしたら代々の教えを「もう一度」教えに行きました、黙って聞いていたけど、建物を建てたんです。

「建てたらいかんぜよ」と、教えたんですが、建物を建てて「陽を遮ったん」です、お寺の石造に陽があたらなくなったんです。(朝の陽があたらなくなった)

そうしたら、その家の家系に変化が出たんです、それは次の代が継げなくなったのです、それは○○

の子供が生まれたんです、それを家のお寺のせいにするんです、お前が「建物を建てるな」と、いいに来たから、又、陽を遮ったから世間は「バチ」があたったと言うんだと、言ってきました。

それは、家のせいですか、我がお寺は代々の言い伝えを教えただけですと、その人間に言いました。

その隣も家を建てると、言いますから「家長」が言いました。(西の陽があたらなくなる)

建てるならもう少し前に建てるように、そうしたら、石造に陽があたるからと、教えたんです。

その教えを「無視」したんです、そうしたら、そこの住人に変化があったんです、仕事で機械に手を巻き込まれ怪我をしたんです、それも我が家に対し「家を建てるなら、石造に陽があたるように」もう少し前に家を建てるように、言いに来たから「怪我」をしたんだと、言いにきました。

家長は言えないから、私が言いました「君達のお婆さんは、我がお寺で子供(親が居なかったから)の時から育てられ、今日の君達があることを知らないのか」と、教えてあげました。

その家の歴史をちゃんと勉強して、次の代に伝えていかないと、世の中が可笑しくなると思われる。

今は漁師が少なくなり、代々の教えや行事を伝える人がいなくなって、言い伝えや伝統を推奨していく事が出来なくなっているのです、でも大切な言い伝え等は何が何でも守るべきです。

何故なら、漁師達が船出をする時に、必ず我がお寺の石造の真前に船を止めて「皆んなで手を合わせ・海上安全」を拝んでそれから船出したんです、私が子供の時は見て知っていたんです。

そんな光景は今は見れないですね、先ず今の船乗りは知らないというのか、教えられていないんでし ょうね、私が子供の頃は家の石造は線香がたえなかったです、それ程石造に皆さんがお参りに来られたんです、今でも門の横には人がいつでも入ってお参りが出来る様に、小さい門を開けてあるんです。

あの、○○が船出をする時に、必ずお寺の石造に「拝み・挨拶して」船出をした謂れを忘れたか、知らないのかです、悲しいですね。