お正月(兎)

 

 

 

 

明けましておめでとうございます。

今年こそはコロナが終息してくれればと思います。

皆さん、大掃除は終わりましたか、掃除をするという事は体に憑いた悪いモノを祓うという事です。

お正月を迎える準備として大掃除をする風習は平安時代からあったようで、江戸時代にはいり、江戸城大奥で1213日に行われていた「煤払い日」の慣習が民間に広まったことにより「年末の大掃除」が一般的に行われるようになったと言われています。

 

1年の汚れを隅々まで落として清めることにより、年神さまがより多くのご利益を持ってくるとされており、煤払い後には「煤払い祝い」といってお団子やお餅を食べる風習もあるようです。

ちなみにこの1213日(地域によっては128日)というのは、お正月を迎えるための物忌み(災い等と避けるために身を清めて自粛する期間)がこの日から始まるということです。

「正月迎え」「ことはじめ」とも呼ばれ、お正月に年神さまをお迎えする一連の慣習や準備をはじめる日でもあるのです。

 


お正月の飾りといえば、家の門に飾る「門松」や「しめ縄飾り」「鏡餅」がすぐに思い浮かびますが、これらにもそれぞれ飾る意味がちゃんとあります。

まず「門松」ですが、松は神様にとても縁が深い木とされており、年神さまをお迎えする目印として家の門に左右一対(雌松と雄松)を飾るのが慣わしです。

元々は、シンプルに松だけを飾る「松飾り」でしたが、室町時代に入り生命力や長寿の象徴ともされる竹が取り入れられるようになり、現在のような「門松」になったといわれています。

この竹については、当初は水平に切り出した筒形しかありませんでしたが、徳川家康が、武田信玄に敗北した「三方ケ原の戦い」のあと、この悔しさを忘れないよう斜めにそぎ落として先をとがらせた形にしたといわれており、現在でもこの斜め切りの竹飾りを多く見かけるようになっています。
斜めに切った切り口が笑顔にも見えることから「笑門来福(笑う門には福来る)」ということで縁起が良いと好まれているということもあるようです。

お正月にお迎えする年神さまですが、家の中での居場所が必要になります。鏡餅はその名の通り、ご神体を表す「鏡」の役割があるお餅で、年神さまの依代ともいうべき場所なのです。


鏡餅に年神さまが依りつくとその御魂が鏡餅に宿るといわれており、年神さまの御魂が宿った鏡餅の餅玉を家長が「御年玉」「御年魂」として家族に分け与え、それをいただくことにより新しい年の幸せや健康を願うのが「お年玉」のルーツといわれています。

鏡餅を飾る場所ですが、そこが年神さまの居場所となるわけですから、なるべく家族みんながあつまる場所でならどこでも大丈夫です。

お正月飾りの準備や飾る期間にも決まりがあります。

鏡餅や門松などの飾りつけをする日は、絶対に避けるべきなのは1229日・31日となります。

これは、29日は「二重(=にじゅう)苦(=く)」や「苦餅(苦持ち)」「苦松(苦待つ)に通じ、31日は「一夜飾り(前日の飾りつけ)」が葬儀の飾りつけと同じことから、年神さまをお迎えする準備には相応しくないとされているからです。

 

「正月迎え」「ことはじめ」と呼ばれる松の内の始まる日が1213日ですので、この日から28日までの間にお正月を迎える準備を終わらせるようにしましょう。

松の内の期間をいつからいつまでにするかは、いくつかの解釈があります。「飾りつけをする期間=松を飾っている期間」を「松の内」とする場合、松の内は1213日から17日までの間ということになります。

以上の様に、色々な方が記載されています、人それぞれの考え方や、思い込みでいいんでしょうね。