啓発(人の話を鵜呑みにする人間は・・・A)

 

 

前回の続きです、どう思いますか、信じられない事が、今でも行われていますよね。

ただ、幾ら訴えても「自分の将来の出世を考えたら、何も聞かず、喋らず、話に乗らず」知らん顔で過ごすんでしょうね。

「研修医時代、ベテラン女性医師がいた診療科は男性医師がセクハラ発言をすると、『また先生はそんなことを言って!』と釘を刺してくれました。

笑って受け流していても『先生も乗っちゃだめよ』と言ってくれた。

そんな守ってくれる女性医師が上司にいたら、セクハラが延々と受け継がれることもなかったと思います」と言う。
前出の小児科医は、小児科医同士で結婚した先輩夫婦が子供を産んだとたん、妻の女性医師の方ばかりに育児の負担が強くかかっているのを痛ましい思いで見ていたという。

病院側のサポートもほとんどなかった。

 

 

「最初は、両方の両親が泊まり込みで孫の世話をしていたんだそうです。

でも、夫の方が『東京の病院で勉強したい』と言い出して家族で転勤したところ、両親のサポートがなくなり、妻の女性医師の方が1年でバーンアウトしていました」

「女性活躍が言われながらも、母親神話は強く、育児は女性がこなすものだという社会的圧力はまだ強いです。女医の割合は増えても、勤務を調整してくれる上司は少ないですし、産んだら女医が一線から退くのが当然のように受け止められています」

 

男性もセクハラを感じている、きちんと触れておきたいのは、もちろんセクハラをする男性は一部だし、こうした文化に抵抗感を抱いている男性も多いということだ。

「私の出身大学では、OBOGも多数参加する飲み会の席など、折に触れて先輩の言うことは絶対だと叩き込まれ、この文化の中で生き残るにはそれに従うしかない。イベントの時に裸になったり、飲み会に同じ学年の可愛い女の子を連れて行ったりすることで、
忠誠心が試されます」

「違和感を持ちながらも、先輩に気に入られれば、高い教科書を譲ってもらったり、ご馳走してもらったり、大きなメリットがありました、そして、それは医師になった後にもずっと続くコネとなることがわかっていました」

運動部で大学対抗の大会があると、主催大学がホテルの大広間などを借りて「レセプション」と呼ばれるパーティーを取り仕切る、そこで低学年の学生が芸を披露するのが慣例だったが、裸になるのは男性の先輩やOBに確実にウケる鉄板芸だった。
「女子選手や女子マネージャーも会場にいましたから、きっと見るのは嫌だったと思います。

でも多数派の男性の先輩やOBの医師はえぐい芸ほど喜ぶし、当時はウケたり、ノリのいいやつと思われるのが単純に嬉しかった。

この文化の中にいると、自分がおかしなことをしているということさえ気づけなかったんです」
低学年でそうした文化を仕込まれ、先輩になればそれを引き継ぐように後輩に指導していく。

それが医師になってからも続く縦社会を強固にしていく一面もあるのではないか、という。

こんな事を経験した事ありますか、無いですよね、こんな話は、何十年も前の話だと私は聞きました。

今でも有るんでしょうね、幾ら我々が注意しても、隠れた世界で行われていたら、どうしょうもないですよね。

前にアメリカンフットボールの監督「内田」の事を書きました、その内田が「号令で、いけーぶっ壊せ」と号令かけたら、知らない所で、本当に学生が「怪我をさせてやろうと」タックルしたら、これも隠れた世界で行われたら、どうしょうもないですね、でも「監督」は知らないでは済まないんです。

難しいですね。