啓発(粘り強く鍛錬する)
家(高知県)に帰ってゴルフの練習をしていたら、家の住職が私の所に来てこんな言葉を言われた。
足も怪我をして悪い、腰も手術して悪い、それでもゴルフをやる理由は何だと、聞かれましたから。
私は、こう答えました。
今は、オリンピック委員会(JOC)の選手強化委員をやらして貰っている、色々スポーツの事を勉強してみると、体を使うスポーツで、体力意外に「ゴルフルール規則」を網羅しないと、ペナルティーを貰うスポーツは余りない、個人で勉強して、少しぐらいなら体力を使えて、ゴルフがやれるからと、そう思ったからやり出した、と言いましたら。
頭を使うなら負けないと思ったか、と住職は言われた。
だから両方「ゴルフルール規則」を勉強し、頭と体力を使いゴルフの練習をしていると、私が言うと。
前にお前に言った事がある、言葉を覚えているかと、住職は言います。
孟子の言葉で「敵を弱かれと思ひ、哀へかしと思ふは、皆愚痴の甚しきなり」。
自分の実力が高ければ、相手の実力を恐れる必要がない、相手の事をあれこれ考えるよりも、自分の実力を高める努力をする、ここに集中しろとの教えです。
だから今は痛い足をおして、ゴルフの練習をしている、体力では勝てないと思うけど、頭を使うなら少しぐらいは負けない自信があるからと、言ったら。
住職は笑って言った「頭で勝とうとすると、嫌な人間で・嫌われる」ぞ、と言いました。
ならこの言葉をやろう「汝は汝たり、我れは我れたり、人こそ如何とも謂へ」。
お前はお前、俺は俺、他人には何とでも言わせておけ。
私は今後の人生を以下の如く生きていこうと。
人生この教訓で貫こうと決めた言葉でした、毎日毎日「正論」を発して人生を生きていく事にした。
人から「嫌われる事は、敢えてしない」でも正論を発して嫌われるなら、それも仕方がない。
この世の中、世間の誰よりも、今現在は「全ての情報が早く手に入る」それを言う事は出来ないが、正論で推し進めて行く。
何でもそう、人の言う事を聞かない人間は、周りの人間から「嫌われる」それでも正論で人生を全うするのか、と聞かれました。
当然「全うしていく」と答えた。
それから、三十数年が過ぎましたが「全うして、そのまま人生を進んで」います。
逆に成功したかも、煩わしい人と会わなくていいし、好きな時間に好きな事が出来て、良かったかな。
住職の教えで一番好きな教えは「自分の好きな事を、好きなようにやれ」です、良い言葉ですね。
親としてこんな言葉言えないですよね、皆さん言えますか。
何処の家庭でも「人から嫌われないようにしないと、いけない」と、教えますよね。
それを家の住職は「真逆」の事を教えましたからね、敢えて「人から好かれなくて」いいとね。
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